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家族の標本 (角川文庫)

今から10年以上も前に書かれた、色々な家族の形。
よくもまぁこんなに沢山の家族の話を見聞きしたものだ。
と思うぐらい沢山の家族が描かれている。

平凡で幸せそうな家族の「不幸の影」とやらを
淡々と浮き彫りして丸投げするスタイルは
後味がいいものではないけれどついつい読み進めて
しまうのは、人の不幸は蜜の味だからだろうか?
高校に入るまで、うちの家族は
みんな幸せに暮らしているんだと思っていた。
ところが、そうではなかったらしい。

借金癖のある父と、恋人がいた母。
そして、高校に入ってから耳にした
「両親は君ができたから結婚した。」
という言葉。
両親は愛し合って結婚したのではなかった。と
いうだけでショックを受けた。
そんな純粋な高校生は、家を出る。
それからあっという間に家族はバラバラに。

それでも、兄弟はみんなそれぞれが
違った傷を抱えて大人になり、両親は年老いた。
久しぶりに顔を合わせれば皆で笑っている。
お互いの傷も、自分の傷さえも見ないように目隠しをして。


Comment
コメントありがとうございます♪
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だって・・・内緒話なんだも〜ん。

管理人より
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